2022.05.329(日) 息子の優しさ
こんにちは、しらこです。
一時保護の報告から、胃がストップしてしまい水分以外取れなくなってしまいました。
旦那がお粥を作ってくれたり..色々食べれそうなものを用意してはみたけど。
まるでつわりの時のような感じで、食べ物を前にすると強い吐き気。
昔から悩み事やストレスを感じると真っ先に胃が機能を停止する私。
昨日、とりあえずの方向性が見えたのとやるべき事を整理して、少し気分は切り替えられていたので涙は止まりました。
「ママ、また食べないの?ほんと大丈夫??」
声をかけてくれたのは10歳の長男。
児相の方に、当面は息子さんのフォローに努めて..と言われました。言われなくとも..と思いましたが、逆に心配させてしまって情けない限りです。
妹達が突然家に帰って来れなくなって、両親が尋常じゃない程動揺していたのをみていた彼。一時保護の説明を受けるあいだ、別室で待機していた彼。10歳の彼はどんなふうに感じたんだろう、こんな事経験させたくなかった..
金曜日、家に帰って泣き崩れる私に旦那が、
「俺が悪いんだ、ぜんぶ..ごめんな、◯◯(長男)も、ごめんな」と、普段明るい旦那も、表情が強張っていました。
息子は「なんだか、泣きたい気分..」と呟いて、私の方に寄り添って来たので
「そうだよね、びっくりさせちゃったよね」と抱きしめて頭を撫でました。
泣くのは息子がいないところにしよう。不安にしかさせないから。最低限、そこは頑張らないと、と決めました。
日曜、旦那が出勤した後、シーーンとした家の中で精一杯明るく!
「今日何する〜??」と話しかけると、
モジモジと..「新しくできた橋を歩いて渡ってみたい.,◯◯(妹)達がいたら出来ないから..でも、ママが無理そうなら全然いいから」と。
おいおいマジかよ。橋を渡る..歩き..往復で1時間はかかるよ..とは、正直思いました!
思っちゃいましたが!息子のためならば!と行くことを決意。普段は絶対却下のお願いもこんな時じゃないと聞いてあげられないし..
思えば息子も沢山たくさん我慢してくれてるよな..なんて思いました。
さて、出発してもう暑い。
しりとりしようよと息子。暑い。
すでに暑い。すっごいいい天気。暑い。
空っぽの体にしみる、日光。
下の子達は何してるかな〜?なんて話しながら..橋を渡って..真ん中まで来て写真を撮って..大喜びの息子。息子の明るさに救われる、頑張れる。子供の力って凄い。
橋の上から小さな神社公園が見えた、
「ママ!帰りあそこ寄ってもいい?!」すでにテンションがMAX!
こうなったらなんでもオッケー、思いつきで進路変更も楽しいよね。
コンビニで飲み物を買って2人で飲んだ。
生き返る〜と、2人で笑った。
それから神社公園によりお参りをして、2人でブランコに乗って少し涼んだ。木に囲まれていてちょうど良い日陰。鳥の声。揺れるブランコの音。
息子が「狛犬って、片っぽが犬で片っぽが獅子なんだよ」とそれっぽいトリビアを披露して来た。え、両方犬じゃないの??
私も「じゃあさ!片っぽは口が空いてて、片っぽは閉じてるの知ってた??」
「えーー、全然知らなかった、本当だぁ!」
穏やかな時間だった。
「また色々教えてね」と言うと満面の笑みで「うん」と返事をした。
「..ママが笑ってくれてよかった」
と言われ、言葉に詰まった。息子なりに私を気遣い、家から連れ出そうとしてくれてたのかもしれない。橋を渡るなんてマジかよと思ったけど、いろいろ考えてくれてたのかもしれない。10歳の息子に「大人な一面」を感じ
「ありがとね」と何度もお礼を言った。
帰り道..神社で何をお願いしたの?と聞かれ、
「また五人で暮らせますように、健康で、みんなが幸せに、どうかお願いします!出来ればなるべく早めに戻って来れますように!」って、
「ママ欲張りすぎ〜、だから長かったんだ〜」と笑われた。彼のお願い事は、
「家族みんなが幸せに暮らせますように」
だそうだ。なんて清々しい。それに比べて私は欲の塊だなーーーなんて、笑いながら..
しりとりの続きをして家へ帰った。
息子の成長に驚いた。普段から優しく、甘えん坊な所はなかなか抜けないけど、いつの間にこんなに頼もしくなったんだろう。
私のことを支えてくれようと、健気な彼が愛おしい。
本当に、生まれて来てくれてありがとう。