今と昔のルールの違い
こんにちは、しらこです。
一時保護に関する事を記録している上で常々考えていることがあります。
「昔と今のルールのギャップ」です。
私も旦那は昭和生まれです。
終わりの方ですが..
親が厳しい、叩かれる(今で言う体罰)のは当たり前。そして自分自身もそれに対してそんなに疑問を抱いていなく..親になりました。
私達の様な人達って沢山いると思うんです。結局、育児のやり方、考え方は連鎖する事がほとんどだと思います。
今回の一時保護がきっかけで「昔と今とのギャップ」を考えてみました。
親には叩かれて育ち..先生の言うことを聞くのが当たり前。先生は絶対です。
先生に連絡帳で叩かれてる子もいましたし、給食も残すのはNG。
食べ終わるまで先生とマンツーマンでプレッシャーを与えられ、急かされお腹がいっぱいなのに食べたこともあります。
不幸自慢をしている訳ではありません。
ただ、私達が子供だった頃..
「私達を取り巻く環境」や「私達が受けたしつけ」「先生と親との関係」etc...
これは今現在のそれとはだいぶ違ってきています。
自分が親に「された育児」と、
自分か我が子に「する育児」..
切っても切り離せない関係だと思います。
知らず知らずに「された育児」を自分もまたしてしまう傾向にあります。
児童虐待の件数が爆増し、「虐待」「児相」「ネグレクト」など...虐待に関するワードが周知される様になりました。
そしてそれに対処する様に新しいルールが追加される。当然のことです。
ルールは変わり..それに順応していかなければいけない。
それは理解できます。
私たちの様な、それこそ「悪意なく」「間違ったしつけ」をしている人は沢山居るのと思います。
勿論私は、食事を抜くとか、外に出すとかそんな事はしません。
けど、お手手パチンも、軽くゲンコツも..
今はNGだそうです。
そのギャップに戸惑いというか、なんとも言えない気持ちになってしまうのです。
出産をする時、あんなに何度も何度も
「揺さぶられっこ症候群」や「母乳育児のすすめ」についての説明を受けます。
大事な事だからだと思います。
産んだばかりの母親に、看護師や保健師から。また定期検診時にも言われます。
「虐待」や「正しい子育て」に対して本当に理解している親はどのくらいいるのか疑問です。しっかり理解できる機会はいつでしょうか?
私の様に一度「大間違い」を犯し、究極の処置「一時保護」でもされないと学ぶ機会は難しいのかな?と思ってしまうのです。
でもそれは親子共々大きなリスクを伴います。出来ればそうなる前に自分の知識のアップデートを行いたかったです。
漠然とではなく、しっかりと。
もう、過ぎてしまった事なので。
私はここから子供との関係を再構築するしかないのですが..
起きてしまった事に対処するんではなくて
(それも児童相談所の大事なお仕事なんだけど)、未然に防ぐような対策の徹底が何らかの形で広まる事を望みます。
三人の子を持つ親として、これからの日本に必要な事なのでは?と、願ってやみません。