2022.06.14(火) 長女との面会
こんにちは、しらこです。
前回はWISKの結果を聞き、帰ってきた時に娘とどのように接するのがお互いの為か、
具体的なアドバイスを頂きながら、
お勉強した事を書きました。
一連の話と質問が終わったところで、
では娘さんと面会していただきましょうと。
面会に進む前に、
私と旦那に再度、長女と会ったら何を話すかと言う質問、というか確認がありました。
ポイントは2つ‼︎
★叩いてしまった事を悪いと思っている事。
(謝る事)
★もう2度と叩かない事。
(約束する事)
それ以外は自由です。
ポイントを娘に伝えてあげることで、
安心すると思います、との事でしたので、
お約束してから面会にすすみました。
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娘を呼んでもらう前に、私が、
「手とか触ってもいいんですか?」
と聞くと、
「抱っこしてもらっても、膝の上に乗せてもらっても構いませんよ」と。
え???だって。
そこの小窓が開くんじゃないの??
と心の声。
私達が通された部屋は、
説明が難しいのですが..
部屋の壁に小さな横開きの扉が付いているお部屋で、そこに机と椅子が設置されてました。
きっと、そこが開いて向こう側の部屋に娘。
こちらの部屋に私と旦那。
と言う風な、ドラマで見る警察署のような面会を、思い描いていました。
だって、『面会』ってそうですよね???
思い込みの力は凄いです..
それを話したら児相の方が珍しく大笑い。
たまたまこの部屋が空いて居たからとの事で、面会は同じ部屋でとの事でした。
恥ずかし..
「昨日は眠れましたか?」と
私の心を見透かすような児相の方からの
質問!
「それがすっごい緊張しちゃって、
朝ごはんも食べれなくて!こんなに緊張するの久しぶりだし。そもそも何で緊張してるのか分からないんです!」
と、無駄に早口になる始末。
情緒あやしいですね。
とにかく初めての面談の時より緊張しました。きっと娘に拒否されたらどうしようと、心の片隅で思って居たんだと思います。
児相の方が、
「お母さんが、今回の件について一生懸命
考えてこられた事を我々は知っています。
向き合って、悩んで、考えて来たからこその緊張だと思いますよ。
でも、緊張しすぎないでいつものお母さんでいいんですよ」
みたいな。一言一句メモったわけ
じゃないのでご容赦ください。
とても胸が熱くなる言葉をかけて
頂きました。
それではそろそろ呼びますね、と。
心理士さん途中退席。
ガチガチに緊張。手が冷たい。
時間も限られてるし、まず挨拶をして、
謝って..それから..
何て考えているうちにノックの音。
心理士さんと共に入ってきた長女は、
少し大人げな顔をしていました。
どこかよそいきな顔、硬い表情。
部屋の入り口から足は止まったまま。
19日目でやっと会えた娘は、口を固く閉し
視線を右に左に..
恥ずかしいのか、怖いのか。
そんな娘を見て内心ショックでした。
そんな事..思う資格ないかも知れないけど、もうあの屈託のない笑顔を見れないのかなと一瞬想像してしまい、
再度、大変な事をしてしまった事を
実感しました。
「◯◯..こっちにきてくれる?」
と、勇気を出して声をかけました。
嫌がられてもいい、、
それだけの事をしたんだ。
黙る事だけはしない。
私も緊張で口は乾き、声は震えました。
うなずいて、私の所にトコトコと近づいてくれる娘。膝の上に乗せギュッと抱きしめると、ウチのシャンプーではない髪の香り、ウチの洗剤とは違う服の香り..
長い間離れて居た事を感じ取るには十分でした。涙が出ます。
こんな小さな心と体で。
どんなに不安だったことか。
寝ずに考えた言葉も全く飛んでしまい、
娘を抱きしめることしかできない私。
号泣して、顔が震え、うまく話せない。
その時ダラリと下がって居た娘の腕が、
私の背中に手を回し、ギューっとしてくれました。
児相の方も
「◯◯ちゃん、お母さんに会いたかったね。
頑張ったもんね」
と、声をかけてくださり、
言わなければならない言葉を思い出しました。顔はぐちゃぐちゃで、哀れな事になって居たと思いますが、
「◯◯、ママ、間違ってた。謝りたい。
ごめんね、ごめんなさい」
カタコトです。
「◯◯がいないと、寂しい。◯◯に帰ってきてもらってまた楽しく暮らしたい。
◯◯が摘んでくれたお花も、枯れちゃったけどまだ捨ててないの、だから新しいお花摘んできてほしいの。どうかな?」
娘は、
「いいよ」
と言葉は少なかったですが受け入れてくれました。嬉しかった。
最初の時より少し笑顔で、目も合わせてくれました。嬉しいです。嬉しいです。
それから他愛のない話を抱っこしながら話して..
旦那も勇気を出す番です。
児相の方からの前談で、
パパが今も怒ってると思っている、
だからパパは怖い。
ママは怖くない、会いたい。
ずっとそう言って居たそうです。
旦那が、
「パパのところにも来てちょうだい」
と手を出すと、私の膝から降りそちらへ。
旦那は泣くことはなかったですし、
児相の方の目も光ってるので、
早々に
「怒ってないんだよ。悪かったとおもってる、ごめんね。もう叩かないからね。約束するから帰ってきてちょうだい」
と、少し棒読みですが話していました。
私も緊張しました。
娘は
「うん、いいよ」
と言うと、旦那の膝からおり、
私の膝の上へ。
旦那が、
「え!?もうパパおわり?もうママのところ行くの???」
と笑って言うと、娘も笑って
「だってママ大好きだもんー!」
と言ってくれました。
すでに真っ赤な鼻がまたツーンとして号泣。
離したくない、抱きしめていたい。
娘もしがみつくようにピッタリと私にくっついていました。
次女が生まれて、5歳の長女は大分大きく
感じたけどまだ5歳。
まだまだ甘えたい年頃。たくさん我慢させてたんだなと、反省しました。
娘の個性を大事に。誰とも比べない。
上手に出来なくたって、時間がかかったって
いいじゃないか。
離れて暮らすより辛いことはないです。
私たちはこれからまだまだやり直せる。
大丈夫。きっと大丈夫。
後何回面談があるのか、どんな風に進展していくのか分からなかったけど。
確かに一歩一歩進んでいるのは確かです。
焦らず、娘を迎える準備をしよう。
膝の上の娘と話しながらそんな事を
わ考えました。
20分くらい経つと、児相の方が
「じゃあ◯◯ちゃん、そろそろお部屋移動してもらってもいいかな?」
と。
終わりの時間です。
心臓がドキンとして、複雑な気持ちでした。
娘は少し私にしがみつくような態度を見せ
胸が熱くなりました..
離れない娘を見て、再度優しく児相の方が
「◯◯ちゃん、明日もまた、お母さんと
お父さん来てくれるからね、ほら..おやつの
時間だよ、今日はプリンアラモードだってね」
娘は躊躇しながらも、聞き分けよく
(プリンアラモードにつられたか?)
ゆっくりと膝から降りて..
手をヒラヒラとふり、少し名残惜しそうに
部屋から出て行きました
大人だけが残った部屋は静かでした。
明日も会えるって言った?
泣いて泣いて目が開けにくい..
明日も会えるっていってたよね?
束の間の再開、進歩と考えようと思っても
寂しいものは寂しい!
明日も会えるってどーゆー事?
だんだん寂しさを通り越して、
「明日も会えるよ」の発言が私の脳内で
無限増殖...
長女を帰らせる為の口実?にしちゃ
そんな不誠実な事するはずがない。
明日も(会える)っていうのは、
お医者様との面談の後にまた面会出来るという事なのか?
児相の方が、ゆっくりと
「◯◯ちゃん。嬉しそうでしたね。」
と話し始め、
「明日、医師との面談をしていただくわけですけど、それが終わったら一緒に帰っていただこうと考えています」
と。
え!(驚愕)
え!(歓喜)
え!え!え!(迷子)
そんな急に..いや、嬉しいです。
全て従います、それでいいです。
それがいいです。お願いします。
旦那の反応は、私が舞い上がりとは行かないまでも、うんうんと笑顔でした。
長女の素直な「帰りたい」という気持ち。
家庭内での安全面が確認できた事。
夫婦共に、今回のお尻を叩くという「間違ったしつけ方法」「虐待」について認めた事。
何度も面談を重ね。その事実について真摯に向き合い、改善策を具体的に考えたこと。
夫婦共に同意見で、想いが違いがない事。
解除後も、児童相談所への通所、経過確認のための家庭訪問に対しての受け入れを約束した事。
これらの全ての条件を満たしたからなのか、
明日で長女の一時保護を解除にしていただけるという事になりました。
帰り道は、フワフワして事故にならないように運転に気をつけました。
まだまだ先だと覚悟していた為、
なんだか夢のよう。
嬉しさと、達成感、明日の医師との面談に対する少しの不安。いろんな気持ちを抱えながら、家へかえりました。