虹色育児日記★一時保護〜解除までを綴る

一時保護解除に向けて、出来ることできないこと..考えた事、もらったアドバイス等..育児や今まさに児童相談所と関わりがあり悩んでいる方へ..

2022.06.14(火) 児相にて、検査結果報告

こんにちは、しらこです。

一時保護19日目です。

先週の7()に児相の方が家庭訪問をしてくださり、その時に娘に言づてを預かっていただけました。それを長女に伝えた所、


「ママとパパに会いたい」

「おうちに帰りたい」


という言葉が出たそうです。


逆を言うとそれまでは、 

「パパこわい」

と言う気持ちが本人の中に強く残っていて、

まだ怒っているから、帰れないのかなと考えていた様です。

女の子なので、独特な?大人な部分があるのかも知れません...


私たちの言葉を受け、素直に自分の気持ちを周りの人に伝えてくれたのは嬉しい事です。


娘のその言葉を受けて、児相の方も

次のステップ「親との面会」に進みたいと電話がありました。

その電話があった時は小躍りするほど嬉しかったです、大人気ないですが。

これが事実です。


前日は、何故か緊張して、何を話そうかなとかどんな態度を取られるかな?とか。

色々な事を沢山考えてしまってほとんど寝られませんでした..

旦那は爆睡していましたが。笑


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私と旦那は仕事日だったので、児童相談所の駐車場で待ち合わせをして一緒に施設に入りました。 


ちなみに、基本的に..

児相での面談や、家庭訪問も『両親共に』が基本的なルールみたいです。


次女引き取りの時、旦那が仕事で会議の時、私だけでは?..と言う伝え方をしたら、

「では日にちをずらしましょう..」と

先延ばしになりかけたので。汗


とにかく我が子の帰宅より大事な事は

ないので、夫婦で何とか仕事を調節し、

「二人で一緒に」伺いました。

その点は旦那も協力的だったので、

保護が長引かずに済んだのかな..

感謝です。


子供の視点では、

「両親が揃って迎えに来てくれた」

と言う「経験」が大切だそうです。


面談も、子供抜きの場合でも

「夫婦で」というのは、

親のどちらかだけが一生懸命になってないか、夫婦の気持ちが共にあるか..

温度差やお互いが質問をされてる時の表情など..そんな事も観察されてる様に感じました。


とても深く..難しいお仕事だな〜

と、感じました。


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部屋に通され、

まずは長女の知能検査の結果を聞きました。

児相の担当の方と心理士さんがいらっしゃいました。

説明は主に心理士さんからでした。


長女が受けた知能検査は

WISK-4』というものでした。

私達夫婦は初耳でした。


質問項目が多く、5歳児にはなかなか集中力を継続させるのが難しいようでした。

そんな中でも、心理士さんと共に最後まで頑張ってテストをしたようです。


点数がつくようで、見方として

100」が平均値。

100点満点のテストではないようです)

そこから±15位が標準値、年相応という簡単な見方の説明をされ、結果のプリント(折線グラフのような)をいただきました。


数値の項目は5つです。


全検査(FSIQ...80

全体の項目から見た数値

 平均よりやや低め、その日のコンディションなども反映されるそう。


言語理解(VCI...82

 言葉での指示や説明が理解力。

言葉での説明や会話からの言語コミュニケーション能力。

 長女の場合、なるべく指示や注意は短くシンプルに。(長々と叱ってしまうと、本人は何で怒られてるか理解ができない)


知覚推理(PRI...85

 先の見通しを立てる力。

長女の場合、集中力がそれる、脱線しやすいできた経験を増やすと良い。

平均値なのでそこまで機にする必要はなし。


ワーキングメモリ(WMI...82

 情報を一時的に頭の中に保持しながら処理する能力。耳からの情報のインプット。

会話や指示など聴覚の短期記憶。

長女の場合保育園で「片付け」

「お部屋の移動」の時など。

記憶力が弱め、指示を覚えてられない。

一度にあれこれ言わない、

指示はシンプルにする工夫が必要。


処理速度(PSI...86

 視覚情報を素早く処理したり、

その情報に基づいた作業を時間内に

終わらせたりする能力。

長女の場合、特に問題はみられず。


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全体的に見て若干平均値よりも低めのところも見られましたが、一つ一つに大きな差がなく緩やかな折線だった事から、


今の弱みは成長と共に消失していく

可能性がある。..との見解でした。


数値を見て、まぁ、こんなものだろうなと

夫婦で笑ってしまいました。


そうそう、片付けが苦手だったり、

叱られてる最中にもだんだん上の空に

なっていって遊び始めるメンタルの強さ..

メンタルが強いと思っていたけど、そうではなかったと知れただけでも良かったです。


長女が戻ってきたときに、長女の負担にならない接し方を具体的に教えていただき、参考になりました。


明日は小児科医から総合的にみた「診断」の説明がありますとお聞きして、

心理士さんからのお話が終わりました。


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私の中で、ずっと気になっていた事があって..


それは、長女になんと言って保育園から今の施設に連れて行ったのか。

一時的ではなく、何泊も泊まる事について5歳児にどんな説明をしたのか?


あの夜、お尻を叩いた夜。

一応仲直りをして会話もして、

翌日の朝、笑顔で行ってらっしゃいもして..


したけど..


その日から始まった施設での生活。

保育園に通う事はないし、生活がガラッと変わったことについて5歳の女の子はどんな風に受け止め、何を考えてるのか。

怒られた記憶が強いはず..

まだ自分を責めてないかな、自分が悪い子だから家に帰れないとか..そんな風に考えていたらと、胸が張り裂ける思いで..と。


もちろん、答えて頂ける事とそうでない事があるので、あまり期待せず質問しました。

すると、案外すんなり教えていただけました。


「◯◯ちゃんが痛い思いをしないように、

お父さんとお母さんとしっかりお話をしたいんだよ、だからその間お家とは違う所で待っていて欲しいんだよ」


と言う言い方をして頂いたようです。

なるほど、5歳の子でも分かりやすいように、長女自身が自分を否定しない様に

伝えていただけていた様で安心しました。


子供に寄り添った話し方をして頂けたのは、なによりも嬉しかったし、感謝でした。

自分達がきっかけでこんな事になってしまったけど、娘の事を大切にして頂けたのが伝わってきて泣いてしまいました。


長くなったので面会編は次にしたいと思います。